痛い麻酔の注射をして、
キーンと削られて、詰められたり被せられる。
頑張って治療に通ったはずなのに、また痛くなる。そのたびに削られて、どんどん自分の歯は小さくなる。
やがてもう抜くしかないですねと言われる・・・
虫歯治療は辛くて嫌なイメージしかないですよね?
当院の院長は、少しでも痛くなく、削らない治療法について研鑽してきました。
誰だって痛い事は嫌ですし、歯医者さんだって本当はしたくないのです。
そもそも虫歯というものは、虫歯菌による感染症です。
虫歯菌が歯に感染して、歯を溶かす酸を出します。
酸によって歯は溶かされ、より深いところへ菌は入っていきます。
そこでまた酸を出し・・・やがて歯の中心部にある歯髄(神経と血管の袋)まで到達し、感染。
痛みが起きてくるのが虫歯なのです。
痛みに弱い方、治療中に緊張してしまう方、不安が強い方など、歯医者が苦手な方は案外多いものです。恐怖心や不安感の為に気分が悪くなったり、血圧が上昇したりすることもあり、治療に支障をきたしてしまうことが予想される場合は、笑気(しょうき)という鼻から吸入する鎮静ガスをおすすめしています。
笑気は「笑気吸入鎮静法」とも呼ばれ、笑気という気体を鼻から吸い込み、鎮静、睡眠、鎮痛の作用によってリラックスした状態になり、痛みや不安を感じにくくするというものです。
笑気麻酔を吸っていただき、リラックスした状態になってから歯茎に局所麻酔を行いますので、治療のストレスをかなり緩和することが出来ます。
- 歯の治療に対する不安感や恐怖感を和らげます
- 身体がリラックスするため、嘔吐反射(反射的に吐いてしまうこと)を和らげます
- 痛みを感じにくい状態になります
- 笑気麻酔が効いている間も意識はありますので心配はいりません
- 吸入を止めると数分で笑気の作用がなくなりますので、歩いて帰宅できます。
基本的にアレルギーを起こしたり、副作用はないため老若男女問わず使用が可能です。
ただ、笑気吸入に向かない方もいらっしゃいます。
笑気麻酔が向いていない方は、以下のような方です。これ以外にも持病のある方は事前に必ず申し出て下さい。
- 鼻から笑気を吸うため、アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まっている方は使えません
- 喘息等の呼吸器疾患のある人
- 体内に閉鎖腔のある病気(中耳炎、腸閉塞、気胸、ブラと呼ばれる肺の閉鎖腔)をもっている人
- 妊娠初期、授乳中の人
- 子供さんなどで、「鼻から吸う」という行動がうまくできない方。
※恐怖や不安が強く、歯の治療が心配な方は、笑気麻酔という軽いリラックス状態を作り出す吸入式の麻酔がありますので、ご予約時にスタッフにご相談ください。